『半沢直樹』第五話から帝国航空の再建がテーマに
半沢は東京中央銀行を救った立役者として本店への復帰を果たした。だが復帰早々、中野渡頭取から直々に破綻寸前の帝国航空の再建を任される。
帝国航空再建に挑む半沢は、白井大臣(江口のりこ)や箕部幹事長(柄本明)から500億円の債権放棄を突き付けられる。
現場に足を運び、空の現場で働く社員たちに触れた半沢は、彼らの自力復活が可能と確信。しかし、その矢先、半沢が作った再建草案が何者かにリークされる。
帝国航空のメインバンクである開発投資銀行の企業金融部次長・谷川幸代を演じるのは西田尚美。鉄の女の異名を持ち、政府にも一目置かれている彼女は、半沢が作成した帝国航空再建案をめぐって激しく対立する。
第五話も新キャラが濃い
白井はキー局のアナウンサーを辞して政界に進出し、国土交通大臣に大抜擢された議員として登場。
内閣改造の目玉として、当選2期の若手ながら国土交通大臣に大抜擢された。帝国航空の再建をめぐり半沢潰しの急先鋒として鋭く斬り込む。
「い・ま・じゃ・な・い」という歯が浮くようなギャグを入れてくる愛想の良さが逆に不気味で、確実に怖い存在であることを証明している。
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白井大臣は誰がモデルなのか?
アフロ
FILE PHOTO : Japan’s main opposition Democratic Party’s new leader Renho delivers a speech after she was elected as the party leader during the party plenary meeting in Tokyo, Japan September 15, 201… by 写真:ロイター/アフロ
蓮舫・小池百合子・滝川クリステル・豊田真由子の名前が出ている。
「半沢直樹」の白井亜希子、国会にそれなりにいる「女性政治家」という肩書くらいしか役目を果たしていない概念に滝川クリステルを足したら間違いなくああなるんだろうなって感じがした。
タレント上がりの有名人ではないと注目を浴びず、一発ギャグがないと政治家として目立つことができないという皮肉をぶちかましてきた半沢直樹。
モデルは小池百合子と蓮舫、滝川クリステルかな。
帝国航空はJALのこと
日本航空(JAL)破綻の直接の引き金になったのは、2008年のリーマン・ショックがもたらした世界規模での金融危機だった。
日本航空が会社更生法を申請したのは2010年1月で、社長は財務畑出身の西松遥だった。時の政権は鳩山由紀夫内閣で、国交相の前原誠司はやる気満々で金融機関に債権放棄を迫っていた。
日本航空と企業再生支援機構は90%の債権放棄を各金融機関に要請したが、結局2010年7月に87.5%の3830億円で合意した。
公的資金の投入など手厚い支援を受けて、自力ではできなかった赤字路線からの撤退や、全従業員の3分の1に当たる1万6000人のリストラを断行した。希望退職のほか整理解雇も行う痛みも伴った。