●新型コロナの影響が広がる今年の「就職活動」
アフロ
University students attend a job fair at Makuhari Messe in Chiba, Japan on March 1, 2019. March is the month that Japanese students, who are set to graduate next Spring, start to attend career semina… by 写真:森田直樹/アフロ
今年の就活戦線は文字どおり異例ずくめ
その原因はもちろん新型コロナウイルスの世界的な流行
早期化すると思われていた今年の就活は長期戦の様相を呈している。
企業の採用活動のスケジュールが繰り下がっていることを受けて、就活生が「3極化している」と指摘
●そんなコロナ禍で注目を集めている「スカウト型採用」
新型コロナウイルスの感染拡大により、新卒採用市場で一躍注目を集めた採用手法がある。
未曾有の事態の中、就職活動を行う2021年度卒業組が直面している苦労を横目に見ながら、
企業がウェブサイト上で学生に直接オファーを出す「スカウト型採用」
・知名度が高くない企業は、合同企業説明会に参加などしていたが…
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University students attend a job fair at Makuhari Messe in Chiba, Japan on March 1, 2019. March is the month that Japanese students, who are set to graduate next Spring, start to attend career semina… by 写真:森田直樹/アフロ
これまで知名度のあまり高くない企業は、ナビサイトや大学などが主催する合同企業説明会に参加することで、
会場で企業探しをする学生に自社の存在をアピールしてきた。
・一方で、大手企業にも従来型には課題があった
一方で、大手企業にも悩みはある。人気企業であればあるほど応募が殺到し、応募者をさばくだけで膨大な手間と時間が掛かってしまうという。
このような課題を解決すべく登場したのが、企業から学生に直接オファーを送ることができる「スカウト型」新卒採用サイト
・企業説明会が軒並み中止となる中「スカウト型採用サービス」に登録する企業が増加
コロナ禍において企業説明会が軒並み中止となる中、学生との接点を求めてスカウト型採用サービスに登録する企業が急増
約6割の企業が導入し、すでにポピュラーな採用手法の一つになってきた
●「スカウト型採用サービス」とは?
一般に学生が自己PRや目指したいキャリア像などをウェブサイト上に登録し、企業はそうした情報を見て関心を持った学生にメッセージを送り、採用選考につなげる。
学生は自分の知らない企業に出会ったり、スカウト内容によって自分の適正を確認したりして就職活動の幅を広げられる。
・企業側には、優秀な候補者と接点を持てることにメリットも