■ネットに静岡批判が沸き起こっている
インターネット上で「静岡県がごねている」と批判するコメントの書き込みが相次いでいる
JR東海が進めているリニア中央新幹線建設が、静岡県側の同意が得られずに先に進まなくなっている
ネット上の声・静岡県知事にはがっかりです。リニア工事を妨害している・静岡県に駅ができないから難癖をつけているとしか思えない
■実際の声がこちら
そりゃ悪者になるでしょ。
最初から反対すれば良いだけの話。違うルートで進んでお互い支障なかったはずなのに…最初に賛同したのは誰ですか??
コロナ云々があるから他の県も遅れてるだろうけど、静岡のはお話にならない。
ま、静岡県だからな。
news.yahoo.co.jp/articles/64394…
多分、静岡県知事が辞めないと工事始められないと思う。知事はもう意固地になってる。聞く耳持ってない。
リニア中央新幹線の開業予定「変わっていない」菅義偉氏が言及 #ldnews news.livedoor.com/article/detail…
もう面倒だから、リニアが通る静岡の出っ張ってる部分を国が強制収容しろよ。 PC 「初めて知った名称」リニア・工事の区分めぐり県議会で質疑 静岡 sut-tv.com/news/indiv/563…
■しかし、本当に批判は正しいのだろうか。まず静岡県側の反対意見を考えたい
アフロ
(L-R) 御手洗冨士夫/Fujio Mitarai, 川勝平太/Heita Kawakatsu, 平尾誠二/Seiji Hirao,
JULY 15, 2015 – Rugby : Press conference after the Coordination meeting for 2019 Rugby World Cup in Tokyo, Japan. (Photo by AFLO S… by 写真:アフロスポーツ
トンネルは、大井川の水源の地下を横切って掘り進む。工事によって、大井川の水量が減り、静岡県の川勝平太知事が言うところの県民の「命の水」を脅かす
何も対策をしなければ毎秒2トンの水が流出、生活用水や農業用水に大きく影響する可能性がある
JR東海は流出した湧水をトンネルの一番低い場所にプールし、川に戻すと提案したのだが、「工事の一区間で水が戻せないことが発覚
■先日、この問題を解決するために会談が行われたが
6月26日にJR東海の金子慎社長と静岡県の川勝平太知事が初会談したが物別れに
会談後、知事が会見で「準備工事は認めない」「JR東海は不誠実」などと発言したという
これを受けて、JR東海は東京・品川-名古屋間の令和9年の開業予定を事実上断念する方針を表明
■この物別れの原因にもなった「JR側の不誠実」も軋轢の原因になっているみたい
JRが「水は全量大井川に戻す」と言い切った後、県側の追及で、それが不可能と認める事態になった
流域が強い不信感を抱く背景にはこれまでのJRの姿勢がある。昨年10月にトンネル湧水の全量回復を表明したが、今年8月に「約束ではない」と撤回し、県外流出を防ぐ対策は示さなかった
須田慎一郎「リニア延期はJR東海の上から目線が原因。JR東海は神奈川と愛知から線路を作り『後は静岡だけ』という状態にしたり、水資源問題を先送りにした。またJR東海批判になるのでメディアはちゃんと報じないの“静岡がゴネてる”風潮になってるし、JR東海のポチの大村は静岡にキャンキャン騒いでる」 pic.twitter.com/J9pwtipK3N
■更に「水資源の枯渇」も過去に事例がある
1999年、静岡県掛川市の粟ケ岳トンネル工事現場で出水。まもなく付近で、農業用水にしていた沢が涸れ、地下水を水源とする簡易水道が断水
現在も水は3割程度しか戻っていません。