■SNSの普及によって、様々な写真を公開する人が増えています
SNSは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのこと
FacebookやTwitter、ブログ、インスタグラムの普及にともない、食べ物、商品、店、景色などの写真を積極的に撮る人が増えてきました
■ちょっと待って!その写真、本当に公開しても大丈夫?
気軽に写真を投稿する利用者がほとんどだが、その写真は本当に投稿して大丈夫なものなのか?
設定ミスや不用意な発言がきっかけで、個人情報やプライバシー情報の漏えい、アカウント乗っ取りなどのさまざまなトラブルを招いてしまうこともあります
便利であるがゆえ、気をつけて使わないと思いもよらぬトラブルに巻き込まれるリスクもあることを忘れてはいけません
■あらためておさらい!写真に潜むリスク
映り込み
写り込んだ景色から撮影場所が特定されるおそれがあります
インターネットには氏名、年齢、住所、電話番号などの情報をむやみに掲載しないことが大切ですが、投稿した内容から個人を特定される可能性があります
自宅や学校、勤務先などが特定されると、ストーカーや空き巣被害などにつながり、とても危険です
位置情報
アフロ
Google Maps application is displayed on a smartphone in Seoul, South Korea, in this photo illustration on August 24, 2016. REUTERS/Kim Hong-Ji TPX IMAGES OF THE DAY (South Korea) by 写真:ロイター/アフロ
このような位置情報が含まれた写真とは知らずに、SNSに掲載してしまうと、知られたくない自宅などの撮影場所が他人に特定されてしまうリスクが高まります
旅行先や、レストランならまだいいですが、自分の職場や自宅で撮った写真に位置情報がオンになってしまっていると、職場や自宅がわかってしまいます
拡散
SNSには異常なまでの拡散力および拡散スピードがあります
拡散され、収拾がつかなくなってしまう可能性もあります
フォトハラスメント
顔写真は個人情報であり、扱いは特に注意が必要です。たとえば、そもそも顔写真をネット上で公開したくない人もいます
友人と一緒に写っている写真であっても、SNSにアップする際は事前にOKをもらう、通りすがりの人の写り込みはスタンプなどで消すなど、プライバシーには配慮しましょう