■日常的にマスクを装着する生活スタイルが定着しつつあります
コロナウイルスの感染拡大により日本中でマスク着用が絶対のような空気感が強まっています
政府が20年5月4日に公表した、新型コロナウイルスを踏まえた新しい生活様式
一人ひとりの基本的な感染対策として、「外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用」するよう示されている
■これからの季節は「マスク熱中症」に注意が必要です
気温が上がるこれからの時期、注意したいのでが熱中症対策
新型コロナウイルス感染防止のため、今年はマスク着用や外出自粛などを心掛けたまま、暑い夏を迎える
この夏は「例年よりも熱中症の発症リスクが高い」と専門家は警鐘を鳴らす
■暑い季節のマスク着用、考えられるリスクは?
マスクの着用で体内に熱がこもりやすくなる
顔の半分をおおうマスクをすると、放熱が十分に行われず、熱中症になるリスクが高まります
人間の吐く息はだいたい体温と同じで、例えば36℃の息を吐いて25℃の外気を吸うことで体温の調節をしています
夏場にもマスクを着用すると、冷たい空気が肺に届きにくく、呼吸筋の動きが活発化して息が荒くなり、体に熱がこもりやすくなる
マスクというフィルターがあることで、頑張って吸って吐いてとすること自体が熱を生み出すことにつながる
マスクの着用で水分補給が疎かになりがちに
外出自粛の影響で例年より暑さに弱くなっているかも
今年は新型コロナウイルス感染拡大による自粛生活で、屋外での活動や運動を控えていた方は、例年よりも暑さに対応しにくくなっていることが考えられます
運動不足によって筋肉量が減れば、身体の水分量も減ってしまう
体内に蓄えられる水分の量が減っている可能性があり、それだけ熱中症の危険度が高まる
■「マスク熱中症」を防ぐには
外出時には、ペットボトル飲料を持ち歩くなどして、定期的な水分補給を意識するほか、家の中でも水分摂取を怠らない