格安スマホは、とにかく月額料金の安さが魅力。
アフロ
A logo of Rakuten Mobile on display outside its store in Tokyo on December 15, 2017, Tokyo, Japan. E-commerce giant Rakuten Inc. has indicated that it wishes to acquire its own infrastructure to beco… by 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ
大手通信キャリアよりも月々の通信料金を抑えられる「格安スマホ」。毎日使う身近なモノだからこそ端末代や通信料はできるだけ安く抑えたいものです。
しかし、格安スマホには機能や速度面で大手キャリアとは異なる点がいくつかあり、きちんと理解してから乗り換えないと、後悔することも。
今回は、大手キャリアのスマホと格安スマホでどのような違いがあるかと、料金がどの程度違うのかを解説します。
▼最近は格安スマホにする人も増えています。
そもそも三大キャリアの料金はなぜ高い?
docom(ドコモ)、au、softbank(ソフトバンク)といういわゆる「三大キャリア」は、自社で通信回線を持っています。 この通信回線を作るためには、莫大な初期投資に加えて、基地局の整備やメンテナンスなど、年間数千億円の維持費がかかります。
また、キャリアはiPhoneや最新Androidスマホなど高価な端末の取り扱いが多いもの。さらに、料金プランについても完全無制限のかけ放題オプションをつけるなど、何もかも全てセットのフル装備プランが一般的です。
このような「通信設備にかかるコスト」と「フルセットのプラン料金」のために、キャリアの月額料金の相場は5,500円~6,500円程度(端末代を除く)が普通。端末代を含めると、月額1万円ほど支払っている方も珍しくありません。
格安スマホはなぜ安い??
格安SIMを販売している事業者のことを「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」と呼びます。
日本語で言うと「仮想移動体通信事業者」という意味で、他社から回線を借りて独自サービスとして販売する事業者のことを指します。
つまり、ドコモやau、ソフトバンクといった大手携帯キャリアから回線(=SIMカード)を借り受けて、MVNOが独自のサービスとして販売しているのが「格安SIM」なのです。
回線を借りてサービスを販売しているので、MVNOには大手携帯キャリアのように無線通信インフラ設備の維持費や開発費が必要ありません。
その分の費用が含まれていないので、格安SIMの利用料金は安く設定されているのです。
◼︎格安スマホのメリット
やっぱり価格が安いのは魅力です!
格安スマホのメリットとして知られているのが、月額料金が安くなるということではないでしょうか。
格安スマホの月額料金の相場は、端末代を除くと1,500~2,500円程度が一般的といわれています。
大手キャリアで6,000~7,000円程度で契約している人からすると、毎月の支払いが1/3以下程度にまで抑えることが可能になります。
ドコモ、ソフトバンクなどの三大キャリアと比較しても、月額3,000~5,000円程度は安くなると考えてよいでしょう。
料金プランがとてもシンプル
携帯電話の3大大手キャリアの販売店だと携帯電話購入時に様々なプランへ加入が求められますが、格安スマホはそういった複雑なプランは少なく、料金体系は極めてシンプルなものとなっています。
不要なオプションへの加入の勧誘にうんざりしている人はおすすめです。
契約の”縛り”などが大手に比べて軽い!
大手キャリアなどではいわゆる”2年縛り”や、3年目以降の基本料金の上乗せなどがなされていることが多いですよね。
こうした制度によって、スマホユーザーがなかなか乗り換えることができないという現状があります。
しかし、格安スマホを運営する企業の多くはこうした縛りを設けていないところが多くあります。