■新型コロナが世界を飲み込んでいる
アフロ
Members of a cleaning crew prepare to enter the Life Care Center of Kirkland, the Seattle-area nursing home at the epicenter of one of the biggest coronavirus outbreaks in the United States, in Kirkl… by 写真:ロイター/アフロ
各地の自治体や厚生労働省によりますと、午前10時半現在、日本で感染した人などは、合わせて676人
新型コロナウイルスの感染が広がるイタリアでは、12日、これまでに亡くなった人が合わせて1016人となり、1000人を超えました
新型コロナウイルスの感染が急速に拡大した韓国は、中国以外で感染者が最も多く出た国の一つとなった
■これによって対策として各企業が取り入れているのが「テレワーク」
テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと
テレワークは働く場所によって、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、モバイルワーク、施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務など)の3つ分けられます
エネルギー危機とマイカー通勤による大気汚染の緩和を目的として始められた[2]。1980年代前半には、パソコンの普及と女性の社会への進出に伴い、テレワークが注目されるように
■日本の各企業が取り入れている
多くの企業でテレワークの活用が急速に広がっている。働き方改革にともない、自宅で仕事ができる環境を整える動きがあったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、顕著になりつつある
在宅勤務やテレワークを実施した企業は資本金3億円以上の大手企業で54・7%にのぼる
「検討中」と回答した企業も19%に達する。但し、経団連の会員企業には、いわゆる大企業が多く含まれており、この調査結果だけで、日本全体の状況を把握することは難しい
■このテレワーク、生産性が上がったなどのメリットを感じている人が多い
テレワーク社員の9割以上が、その定着を望んでいる――
テレワークによる自分の生産性がどう変わったかどうか。「とても上がった(34%)」「どちらかといえば上がった(52.4%)」と合わせると、86.4%が「生産性が上がった」と回答
水沼啓幸(みずぬまひろゆき)社長(42)は「子育て中の女性社員に好評で、生産性は予想よりも落ちていない」と話す
■しかし、問題点も多いみたい
課題を感じる点は少なくないよう。「対面よりコミュニケーションが難しい」ことを45.9%が指摘
最も多かった回答は「会社にある紙の書類を確認できない(39.6%)」で、次いで「プリンターやスキャナーがない(36.2%)」「自分以外の仕事の進捗が把握しづらい(35%)」
wi-fi環境やPC環境が整ってなく、遅い21.6%、リモートワーク・テレワークの運用が整っていなく、非効率21.6%、自分がどのように評価されているか不安13.5%
■完全にテレワークという訳にもいかない
顧客との対面の仕事があるので、どうしても出向かないといけない
押印やサイン、紙書類の確認のために出社した経験を聞いたところ、「全くない」と答えたのは14.2%にとどまった
書類を扱う人たちはテレワークが難しく、テレワークが可能な人たちとの間に不公平感が出る