◆耳掃除は気持ちが良い
耳の穴には、快感を生じさせる迷走神経が走っており、耳かきで触れれば触れるほど、気持ちがよくなります。一方で、耳を触ると咳が出るタイプの人も2割ほどいます
◆頻繁に「耳かき」するコトは良くないらしい…
抗菌作用の耳あかがなくなるので、耳掃除をしすぎると、“カビ”が生えたり、菌が繁殖したりする可能性もあります
耳垢を深く内部に押し込んで外耳道を詰まらせる場合もあり、結果として聴力を失うこともある。耳垢をさらに深く押し込んだ場合には、鼓膜が破れることもある
◆耳あかは勝手に出て行く?
耳あかの正体は新しくできた耳の皮膚が、新陳代謝によって剥がれ落ちたものや耳に入ったごみやほこり、耳からの分泌物などが混ざって溜まったもの
耳垢が乾いたら、ご飯を食べたり、友だちとおしゃべりしたりして顎を動かす度にその古い耳垢が顎の動きによって外耳道から外に出ていく
耳垢には皮膚の表面を潤す働きがあるので、それを取り除くと耳がより乾燥したりして、乾きを軽減しようと勘違いしてあなたは繰り返し耳に綿棒を突っ込んでしまう
頻繁に耳かき→乾燥→耳かきしたくなる→耳かき…という悪循環になってしまう。
アポクリン汗腺は人によって量が違い、耳の中のアポクリン汗腺が多い人は、脇の下にも多いと考えられる
ただし100%ワキガ体質というわけではない。
◆正しい耳掃除をしよう
耳あかは、耳の入り口から1センチくらいのところにたまるものなので耳かきを深くいれすぎると、かえって耳あかを奥に押し込んでしまったり皮膚の敏感な部分を傷つけてしまう可能性があります
溜めすぎて耳垢栓塞にしてしまうのも良くはないのですが、かといって外耳道を保護している耳垢を根こそぎ取るというのもトラブルの元
乾いた耳垢の人は、めったに掃除をしなくてもいいのです。 湿った耳垢の人は、耳掻きで外へ取り出すようにしてください
外耳道の形が極端に狭かったり、湿疹や外耳炎やカビが加わって耳あかが多量になることもあります。このような場合は無理せず、耳鼻科専門医を受診してください