■マダニ感染症の感染者報告数が過去最多に
国立感染症研究所は17日、マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の今年の感染者報告数が、統計開始以降初めて100人に達したと発表した。
これまでは2017年の90人が最多だった
■マダニとは
マダニ亜目マダニ科に属するダニの総称で、森林や草地などに潜み、哺乳類から発せられる体温や体臭などに反応して吸血を行う。
吸血前で3~4mm程度と肉眼でも確認でき、吸血後のメスは3~4倍に肥大する。
■マダニは吸血によって様々な病原体を媒介する
死に至る場合も…
特に危険なのが「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」
SFTSウイルスの感染により引き起こされる感染症で、中国で09年ごろから発生が報告され、日本では12年秋に初めて確認。
ウイルスを持ったマダニにかまれることで感染し、数日~2週間ほどの潜伏期間のあと、発熱やせき、おう吐などの症状が現れ、重症化すると血球貪食症候群を伴って出血が止まらなくなる。
現時点では有効な薬剤やワクチンはなく、致死率は6~30%とも言われている。
犬や猫などのペットが外出時に感染し、飼い主がペットに噛まれて感染した例もある
■13年に統計を開始して以降、患者報告数は年々増加
感染研は13年から医療機関に全患者の報告を求めており、初年の40人から西日本を中心に患者数は増加傾向に。
感染の拡大ではなく、新たな感染症として認知されるようになったのが要因とみられている。
マダニ感染症 初の100人超え – Yahoo!ニュース
まだファミ男が小さい頃は、半袖短パン帽子に虫あみ持って森の中を近所の子供達と駆け回ってましたけど…その当時にもいたのかなマダニ? news.yahoo.co.jp/pickup/6345550
■冬でも予防策の徹底を
マダニの活動が盛んな時期は春~秋にかけてだが、冬でも多数の捕獲例があるため、油断は禁物。