■忘年会スルーという言葉が世間を賑わせている
「忘年会スルー」という言葉が話題となっている。「忘年会スルー」は、年末に職場などで開催される忘年会に参加しないこと
同じ社員であるはずなのに、ホステスのような扱い。なんで私が上司や役員などの接待をせにゃならんのか…⁉
20代・30代が「上司・部下と会話をするのが億劫だから(20代:58.5%、30代:49.3%)」、40代が「親しくない人と会話するのが得意でないから(48.8%)」
■なぜ忘年会に参加しなければならないのか…
そもそもなぜ、会社の飲み会に付き合わなければならないのか、そこそこ高いお金を支払い飲み会に参加し、そしてご機嫌を伺わなければならないのか
20代女性:(会社の忘年会は)めんどくさかった。絶対お酒をつがなきゃいけないし、気をつかうのが嫌
本来、飲み会は「主」ではない。就業時間にきちんと仕事さえすれば、他の時間はどう使おうが自由なはず
■しかし、もっと切実なのは「忘年会の幹事」
幹事をやりたくありません。社会人3年目です。1年目の頃から部内の忘年会や懇親会の幹事をお願いされてきました
忘年会幹事の4人に3人は、幹事をすることは好きではないと回答
忘年会のシーズンです。その年の新卒社員が幹事をするのが通例のある会社で退職騒動が起き、経営者は頭を悩ませています
■「幹事をすると出世する」なんて言われてますが
忘年会の幹事を任される人は、出世する可能性が高い
幹事をすると、上司をあっと驚かせやすい。上司は、普段とは違う部下の仕事を見て、意外な一面を発見
何かと大変な幹事について、全体の半数以上がみんなから感謝され、その傾向は特に大企業で高い
■とはいえ、嫌なものは嫌…
『持ち回り制』が34.4%で1位、『周囲からの推薦』が31.4%で2位、『上司または目上の人からの命令』が20.4%で4位となり、必ずしも自分の意志で幹事になったわけではない
男女1,088名に「飲み会の幹事について」の調査をおこなった。「飲み会の幹事はできるだけやりたくない」と答えた人は、全体で69.8%
「嫌な顔するな!俺は喜んでやっていたもんだ。自分で好きな店を選んで、日程も決められる。こんなに楽しいことはないじゃないか。」「じゃあ、あんたがやれよ…」と心の中で毒づく
■ただでさえ忙しいのに
普段の仕事に加えて、もう一つの仕事が加わると感じて、できればやりたくないと思っている人も多い
忘年会シーズン…職員室では若手教員が希望日をアンケートで集計してなるべく多くの職員が集まれる日程を調整…それでも『その日は行けなくなったから別日で』と管理職から言われれば調整やり直し…ただでさえ忙しいのに煩わしい幹事の仕事…忘年会なんか消え去って欲しい文化だと感じてしまいます。