■真冬並みの寒気が到来
北日本の上空に真冬並みの寒気が流れ込んでおり、北日本を中心に冬型の気圧配置に。
北海道日本海側を中心に暴風雪となっているほか、関東から西の各地では朝の気温が一桁になるなど今季一番の冷え込みとなる見込み。
■季節は「冬」へ
向こう1か月は、北日本では冬型の気圧配置が強まり、真冬日(最高気温が0度未満)になる所も増えそう。
東日本や西日本では平均気温が平年より高くなる見込みだが、ゆっくりと確実に冬へと歩み出している。
■そんな寒い日は「暖かいお風呂」にゆっくり浸かりたいもの
寒くなってくると、温かいお風呂にゆっくり浸かって体の芯まで温まりたいところ。
■でもちょっと待った!
冬の浴室には「危険」もある
寒い季節になると「ヒートショック現象」によって心肺停止状態に陥り、亡くなる方が増える。
■ヒートショック現象とは
ヒートショック現象とは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことで、血圧が急に上下したり脈拍が早くなる現象のこと。
血圧の急な上昇・下降は脳血管へダメージを与える
暖房の効いた暖かい部屋から気温の低い脱衣所やトイレなどへ移動すると、体の熱を逃がさないために血管が収縮して血圧が上昇する。
しかし、浴槽の温かい湯につかることで血管が拡張し、急上昇した血圧が、今度は急激に低下してしまう。
この血圧の急上昇と急降下を繰り返すと、脳血管へのダメージとなり、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こすことがある。
年間約1万9000人が浴室内で死亡
厚生労働省の推計によると、入浴中の死亡事故は年に約1万9000人にも上る。
特に高齢の方、高血圧や糖尿病の方ほどヒートショック現象を起こしやすく、死亡者の9割以上が高齢者となっている。
■高齢者だけでなく若い方も要注意
あくまでも高齢者が起こしやすいというだけで、ヒートショック現象はどの年代でも起こりうる。