時代によって変化する結婚観
結婚に対する価値観がいま、変わりはじめています。
50歳以上の夫婦の離婚率は1990年から2倍に上昇し、65歳以上の離婚はなんと3倍になっているというのです。
近年では、「婚前契約」がじわじわ拡大しているらしい
婚前契約とは、幸せな夫婦生活を送ることを目的に、結婚前にふたりが財産や育児などについて取り決めをすること。
この内容を婚前契約書という形にまとめ、公正役場で公正証書として作成することもできる。
結婚前にぶっちゃけておくことで後のトラブルを防ぐ
結婚前にふたりが価値観をさらけ出し、これを受け入れるという決意をして結婚に臨む…その覚悟の証だと思っています。
メリットは、結婚前にいろいろな深い話をすることで、それまで分からなかった相手の本質が見えること
契約書でこまかいことまで決めているからイライラすることがないし、結婚後も2人が大事にしたいことを維持できるからいいんだよね。
海外では「プリナップ」と呼ばれ、一般に浸透しているという
海外では「プリナップ」(prenup:prenuptial agreement)と呼ばれ、比較的一般的な契約だったりもする。
ここ3年間で婚前契約を望む18歳から35歳のミレニアルズの数が増加した」と回答し、さらに過去20年間で婚前契約の数は5倍に増えたというリサーチ結果もある。
今、女性もキャリアを築くことが可能になりました。結婚しても自分の人生の主導権を握っておきたいという思いや、親の離婚を経験しているからこそ経済的自立を図っておきたいという気持ちもあるでしょう。
契約の際に重視されているのが、ローンの返済について
婚姻前に一方の当事者が所有していた不動産があり、その不動産にはローンが残っていた場合などは、特に要注意!
離婚する際に、どちらの当事者が所有するのか、ローンが残っていた場合どのように処理するのかなどを決めておくのが肝要です。
「ローンは結婚しても離婚しても当事者が責任を負う」ということを、婚前契約でしっかり決めておきたい、というミレニアルズが増えている
法的責任が発生せずとも、トラブル防止に役立つ側面も
内容の程度にもよるのですが、明らかな不貞行為があった場合に罰則として慰謝料を設定するということはよくあります。