■現代人が様々シーンで遭遇する「イライラする」という感情
仕事上の予期せぬトラブル、上司とのコミュニケーションのズレ、満員電車での小さなイライラ
怒りたくないのにイライラしてしまうことは、誰にでもあるもの
■そもそも「イライラする」ってどんな心理状況なのでしょうか
「いらいらする・怒りっぽい」状態とは、通常、状況や物事が自分の思い通りにいっていない時にこころの中に生じる不快感のことを指します
現代人特有のストレスや不規則な生活、ホルモンバランスの乱れなどが原因となって起こると考えられています
■「イライライする」というのは人間にとって当然の感情
世間一般的に怒りは悪いものとして認識されていますが、イライラは他の喜怒哀楽と同列にある私たちに必要な感情の一部
人が生活するなかで、ポジティブ・ネガティブ問わずさまざまな感情や情動が湧き起こること自体は、自然な現象です
■しかし、その感情によって人間関係が悪化してしまうことも
イライラしたり、怒ったりしていると自分も疲れるし、人間関係にもよくない
■イライラの感情は「アンガーマネジメント」でコントロールしよう
このような「怒りのマイナス感情」をコントロールする手法に「アンガーマネジメント」があります
アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカで生まれたとされている、「怒り」の感情と上手に付き合うための「心理教育」、「心理トレーニング」
米国では政治家、ビジネスパーソン、医師や弁護士、教師、プロスポーツ選手などのメンタルトレーニングとして、また家庭内カウンセリングや青少年の情操教育と、幅広い分野で採用されています
■「アンガーマネジメント」って?
決して怒らなくなるというわけではなく、怒らなくてはいけないことは上手に怒る、怒らなくていいことには怒らずに済むようにするという線引きを上手にできるようにするというのが目的
怒らないことを目指すといった精神修行ではなく、知識と技術を使って「怒り」を取り扱う「スキル」です
怒りを適切に表現できれば、互いの理解が深まって信頼関係の構築に役立てたり、要望を伝えて問題解決に繋がるように活用することができます
■アンガーマネジメントを実践してみよう
「怒り」を知る
アンガーマネジメントでは、人間が怒りの感情を出したとき「一次感情」と「二次感情」という考え方をします