■アレルギー疾患
今や国民病ともいわれる花粉症、実は、正式な病名はアレルギー性結膜炎(鼻炎)なのです。目がかゆくてつらい、という思いをした方も多いのではないでしょうか
今、日本ではアレルギーの人が増えています。すでに国民の3割が、なにかしらアレルギー性の病気をもっていると言われています
■増加傾向にある
⾷物アレルギー、花粉症、アトピー性⽪膚炎、気管⽀喘息……。アレルギー疾患はここ半世紀ほどの間に急増している
アレルギー体質には遺伝的要素もありますが、私たちを取り巻く生活環境が大きく変化したことも原因の一つ
英国の医師らによると、世界中でこれまでよりずっと、子供たちの食物アレルギー発症率が上がっているという。
■そんなアレルギーですが「コンタクトアレルギー」という症状がある
誤った使い方をすると思わぬダメージを目に招く。その一例として「コンタクトによるアレルギー」が挙げられる。
ハウスダストや花粉などがこの疾病を引き起こすことは有名だが、実はコンタクトレンズもアレルギーを引き起こす
■増加しているという
目にアレルギー症状が起こる患者が増え、インターネットなどでレンズを購入したあと、医師の診察を受けないことから発症するケースが目立つ
医師の処方箋がなくてもインターネットなどで購入できるため、診察を受けないまま使い続けて、目のトラブルとなるケースがあとを絶たない
初期症状は、ちょっとした目のかゆみや充血のため、異変に気付いても「一時的なもので、医者に診てもらうまでもないだろう」とそのまま放置してしまう
■どんな症状が出るのか?
まぶたの裏側が炎症をおこして、ブツブツとした乳頭といわれる隆起がいくつもできることがあります。直径1mm以上の乳頭を、巨大乳頭といい、コンタクトレンズによるアレルギーの場合には巨大乳頭結膜炎を引き起こすことが
「目のかゆみ」「白目の充血」「目がゴロゴロするといった異物感」「白く粘性のある目やに」などの症状がでる
「コンタクトレンズ関連乳頭性結膜炎」と呼ばれていて、レンズに付着した「目やに」や、レンズとの摩擦が刺激となってまぶたの裏が炎症を起こしたり、目が充血したりする
■原因と対策
コンタクトレンズ本体に汚れやゴミの付着や洗浄液が残っていることで発症するもので、瞼の裏にぶつぶつができてしまうという特徴があります
原因は、コンタクトレンズの付着物といわれていますので、眼科医の指示に従って正しい使用方法を守り、定期的な検査を受ける
2週間や1カ月といったタイプでは、レンズに汚れがたまっていく可能性も高まる。めがねの使用時間を増やし、本当に必要なときにコンタクトを装用するといった使い分けも大切