■仕事場の環境は生産性に直結する
あなたの脳はあなたの知らないうちに環境から大きな影響を受けて、あなたの生産性に影響を与えています。
部屋の温度・湿度といった環境は、仕事・勉強の生産性や集中力に深く関係しています
■「夏場のエアコン設定温度を25℃」にしたら生産性が上がったという興味深いニュースが
姫路市の清元秀泰市長が、今夏の市役所本庁舎内のエアコン設定温度を28℃から25℃に下げることを明らかにした
市役所本庁舎で冷房時の室内温度を25度に設定した7~8月、総残業時間が14・3%減少
「28度では暑くて仕事の能率が落ちる」と実感している人が多いようです
■作業効率が6%低下するという
「室温が25度から28度に上がると、作業効率が6%低下する」
室温が25度から1度上がるごとに作業効率が2%ずつ低下したと公表されている
室温と生産性は関係しており、室温を適度に調整すれば生産性を向上させられる
■人件費削減につながるという
光熱費は前年から約7万円増えたが、残業時間減少で人件費は約4千万円削減された。清元市長は「経済効率が高いことも裏付けられた」とする
労働環境を快適にすることで、オフィスの稼働時間を減らすことができれば、結果的に電力消費量が減ることはあり得る
職員の8割以上が「業務効率が向上した」と答え、前年と比べて総残業時間は14.3%減り、人件費を約4000万円減らすことができた
■快適だと思う温度がいいという。当然だが人によって温度は異なる
もっとも生産性が高い室温は華氏72度(22度)だと述べています。これはアメリカでの数字なので、日本ではそれぞれのオフィスの環境によっても変わる
男性は体内で生産する熱の量が多いので、低めの温度で快適さを感じますし、女性は筋肉量が少ないので体内で生産する熱の量も少なく、高めの温度が快適と感じる
脳の回転や作業スピードを速くするには、室温は低めがいいのだとか。さらに、27度以上だと、計算に支障が生じる
■当然だが気温以外の環境要因も大事になる
湿度が35%以下になると、乾燥による不快感を感じるそう。疲れ目やドライアイに悩まされた経験がある人もいる
良い影響を及ぼす主な要因として、空気の質、照明、室温が挙げられた。また、職場スペースを各自が調整できることや、騒音対策によるプライバシーの向上も優先事項
散らかっているデスクで仕事をしていると集中力が低下します。目の端でとらえた雑然とした書類やごみが、気にしていないつもりでも勝手に脳は意識してメモリを消費