今では当たり前になったペットボトル飲料
ワインや日本酒までペットボトル入りの商品が販売されている
それなのに、なぜあの"国民的ドリンク"牛乳のペットボトルがないのか?
子供の頃から身近にある牛乳がペットボトルで流通しない背景には、なにか理由があるのだろうか
牛乳をペットボトルで販売する話を聞いたことがありません・・・ ペットボトルで販売できない理由があるのでしょうか?
好きか嫌いかは別にして、ほとんどの人が半強制的に給食を通じて飲んでいたであろう牛乳
元々は安全面を考慮して、販売が認められていなかった
1951年の省令で、衛生上の問題から牛乳を販売する方法は、「紙パック」か「瓶」じゃなければ駄目ですよ!という決まりを作ったのです
牛乳は他の飲み物に比べて栄養価が高いため、雑菌が繁殖しやすいのです
ペットボトル入り飲料は、直接口をつけて飲む。一度ふたを開け、少し飲んでカバンにしまい、また取り出す……
そういったシーンが想定されるために、牛乳の容器にペットボトルが使われることはなかったのだ
しかし、牛乳の消費量が減少…そこでペットボトルでの販売に向けて頑張った
農林水産省の調査によると、牛乳は消費量、生産量ともに年々減少の一途をたどっている
乳業メーカーは「ペットボトル入り牛乳」の実現に向けて努力した
「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」が改正され、ペットボトル入り牛乳の販売が認められたのである
2007年にペットボトルの牛乳販売が可能になった。
でも、ペットボトルの牛乳ってあまり見かけませんよね
それから約2年たちましたが、どの牛乳メーカーもペットボトル牛乳を販売していません
メーカーはあることに気づいてしまったのです