■10月なのに暑い!!
4日は関東地方や西日本太平洋側を中心に気温が上昇し、静岡県富士市で31.8℃を記録するなど、各地で10月の最高気温を更新。
台風18号が運んできた「暖かく湿った空気」や、台風から変わった温帯低気圧に向かって吹く「強い南風」が暑さの原因。
週末も関東から西で真夏日が続出する見込みで、10月とは思えない季節外れの暑さに注意が必要。
■今後の天候はどうなる?
気象庁は最新の「1か月予報」を発表
気象庁は3日(木)、10月5日~11月4日までの1か月予報を発表。
上空のジェット気流が日本付近で北に蛇行する傾向が続くため、寒気が南下しにくく、全国的に気温は平年よりも高くなる見込み。
■詳細
1週目 10月5日〜11日
平均気温は北日本では平年並みか高く、東日本から沖縄・奄美は平年より高くなり、特に東日本と西日本ではかなり高くなる見込み。
天気は数日の周期で変わるが、沖縄・奄美は高気圧に覆われやすいため、平年と比べて晴れる日が多くなりそう。
2週目 10月12日~18日
引き続き東日本・西日本では平均気温は高く、北日本と沖縄・奄美は一時的に寒気の影響を受ける可能性があるため平年並みか高い。
天気は数日の周期で変わるが、気圧の谷や暖かく湿った空気の影響で東日本と西日本の太平洋側、沖縄・奄美では平年に比べて晴れの日が少ない予想。
3週目 10月19日~11月1日
気温は全国的に高い傾向だが、次第に日中でも過ごしやすい気温となり、北日本では寒気の影響で朝晩を中心にかなり冷える日も。
北日本日本海側では平年同様に曇りや雨の日が多く、北日本太平洋側と東日本、西日本、沖縄・奄美の天気は数日の周期で変わる予想。
■秋の訪れはしばらく先
特に10月前半は気温が高くなりやすく、関東から西では30℃近くまで気温が上がる所もある見込み。
秋は「一雨一度」と言って、雨が降る度に寒気が入って季節が少しずつ進んでいくが、今年の季節の歩みはゆっくりになりそう。