◆美男子を選ぶ『JBコンテスト』出身の小池徹平
15歳の時に、雑誌『JUNON』主催の“ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト”でグランプリを受賞し、芸能界入り。
2001年
毎年の応募者は1万5000人前後。13歳から22歳が対象の美男子コンテストで、審査は1次の書類と写真の審査に始まって、4次審査となる最終選考会を経てグランプリが決定する。
最終選考会ではコブクロの『轍-わだち-』の弾き語りを披露したそうで、その頃から彼の音楽センスには光るものがあったようです。
◆ウエンツ瑛士と結成した音楽デュオ「WaT」は人気を集めた
グランプリ受賞後、ウエンツ瑛士と組んだ音楽ユニット「WaT」で、04年2月「卒業TIME」でCDデビュー。
ストリートミュージシャンからスタートし、05年には『NHK紅白歌合戦』初出場、06年には「日本レコード大賞」新人賞受賞と、国民的人気を博した。
2人はWaTとして、2002年から途中休止を挟みつつも2016年2月12日まで活動。
◆俳優としても活躍 当初は学園ものが多かったが
04年の『ウォーターボーイズ2』では、女生徒たちのマスコット的存在の気弱なシンクロ部員・岩田巌男を演じ、翌05年には『ごくせん』の第2シリーズでお調子者の生徒・武田啓太役、『ドラゴン桜』で東大を目指す緒方英喜役をそれぞれ演じ、一躍注目を浴びる。
翌06年には中原アヤの人気少女漫画が原作の石川北二監督「ラブ★コン」で、身長にコンプレックスを持ち、自分より背の高いヒロイン・藤澤恵麻とケンカしつつも恋仲になる大谷敦士を演じて初主演。
◆その後は社会派作品、ミュージカルなど、演技の幅を広げていった
「ホームレス中学生」では、父の失踪により家を失っても明るくたくましく生きる中学生役と連続主演。「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」09では、劣悪な労働条件と人間関係の中で奮闘する元引きこもりのプログラマーの主人公を演じた。
小柄な体と童顔のルックスのため可愛らしいイメージで捉えられがちだが、芯の強さを持った男気にあふれる役柄を得意とする。『医龍/Team Medical Dragon』06で演じた研修医・伊集院登役が好評を得て、07年、10年の続編でも医師として成長してゆく姿を続演。
2013年に宮本亜門演出の舞台『メリリー・ウィー・ロール・アロング~それでも僕らは前へ進む』でミュージカル初出演。その後、『1789―バスティーユの恋人たち』『キンキーブーツ』(2016年)で菊田一夫演劇賞を受賞。ミュージカル俳優としての地位を確立。
◆そんな小池も2018年に結婚、今年は子供も生まれた
俳優の小池徹平(32)が、3年ほど前から交際していたという、女優で心理カウンセラーの永夏子(はるなつこ・35)と結婚したことを公式サイトで発表した。
2018年11月
永は1983年生まれ、東京出身の35歳で、小池より3つ年上だ。慶應義塾大学卒という高学歴の持ち主で、安藤政信主演の映画『スティルライフオブメモリーズ』ではヒロインを演じた。
小池徹平(33)が8日、自身のブログを更新。妻で女優の永夏子(はる・なつこ/36)が、6日に第1子となる男児を出産したことを発表した。
2019年9月
◆同時期に出演した『大恋愛』ではその怪演が話題に
「大恋愛~僕を忘れる君と」の6話が11月16日放送。今回から出演した小池徹平演じる新キャラクターの“狂気”に「不気味」「怖い」などの声が殺到。小池さんの演技に賞賛の声が集まっている。
小池さんが演じていたのは、間宮真司(ムロさん)の妻で、同じく若年性認知症を患っている尚(戸田恵梨香さん)にゆがんだ愛情を向けていた松尾公平。公平は、尚をストーキングしたりマイクをハウリングさせて気絶させたり、心中するために睡眠薬入りのコーヒーを飲まそうと試みたり。
「童顔系のかわいらしい俳優はアイドルのような役割を担ったりしますが、どこかで脱皮しないといけません。悪役という新たな挑戦をするには、いい時期だった。永夏子さんと結婚して視聴者の”仮想恋人”も卒業、これからは役者として幅の広さを求められるでしょう」
テレビウォッチャー吉田潮のコメント