■ごく普通の一般家庭
賃貸か一軒家か、とにかく同じ家に家族みんなで住んでいて、不平不満を言いながらも日々家事や仕事をし、ローンや税金をしっかり払ってる
ほとんどの家庭では,両親は子供を愛し,子供も親を愛しています。
特に何かひどいことをされたというわけでもなく、育ててもらって感謝するべき立場ではあるし本当にありがたいとは思っています
■しかし、そんな当たり前の家庭でも「ある問題」が隠されていることがある
実は知らないだけで、毒親に育てられて苦しんでいる大人たちが今の社会にはたくさんいる
大人とは違い、親の言葉を100%受け止めてしまう子供たち。言葉の選び方次第で子供の気持ちは大きく変化します。
「プレッシャーを感じ、追い詰められている子のSOSのサインは、年齢層によっても異なりますが、なかでもいちばんはっきり出るのは体調面ですね」
■親の行動や言動が「子供の精神」を追い詰めてしまう
「母原(ぼげん)病」という言葉があります。これは、母親の育児が原因で、子どもの病気や問題を引き起こしてしまうことを言います。
子どもが何歳であっても、過度な干渉はおすすめしません。小さい頃から干渉しすぎると、一見しつけはうまくいくかもしれませんが、親の顔色をうかがう子どもになってしまいます
子どもの世話を焼きたくなるのは親心。でも、心配のあまり、子どもの先回りをしておせっかいしていると、子どもの“生き抜く力”が育ちません。
■更に、子育てに夫が加わる家庭が「教育ママ化」していることも輪をかける
父親があまりに厳しいと、家族は大変です。母親だけではなく、子どもも被害を受けることがあります。
最近は「教育熱心な父親」も増えてきました。それが「ダブルお母さん」現象です。家の中に口うるさいお母さんが2人いる、そんな状態です。
子どもに反論の余地はありません。子どもには逃げ場もありません。完全に追い詰められる。
父親は本来子供の逃げ場となる存在ですが、その逃げ場がなくなってしまいます。
■抑圧され続けた子供はいったいどうなるのか?
たまったものは、いつか爆発します。自分自身で爆発する子もいれば、ため込んだまま大人になり、自分自身の子育てのとき、そのお子さんのトラブルとなって爆発する場合も
言葉がスムーズに出なくなる『どもり』も、厳しい家庭の子にときどき見られるものですし、お腹が痛くなる子も心理的影響が大きいですね。表面的に出る現象は、すべて原因がある
「文句を言えば誰かがなんとかしてくれる」と思い込んで育つと、将来的に「モンスタークレーマー」や「モンスターペアレンツ」になる危険性もある
■その他、様々な弊害が生じる可能性がある
洋服、持ち物、といったささいなことから、進路、恋愛、結婚に至るまで、親が気に入るかどうか、を基準に選んでしまう
自分から動かなければいけないという意識に欠け、自主性を失ってしまいます。また、学習方法が安直で、物事を深く考えることができません
厳しいことを言えば、お子さんはたいした大人にはならないでしょう。そして何より、子育ての終わりはやってきません。なぜなら子供が成長しないから