北山杉とは?
室町時代、(北山杉の産地)中川地域の磨丸太は
千利休により完成された「茶の湯」文化を支える
茶室や数奇屋の建築用材として頻繁に用いられるようになった。
その代表が桂離宮や修学院離宮。
北山杉は一般的な杉に比べ,手間暇をよりかけて育てられる
ノーベル文学賞を受賞した故川端康成の作品「古都」において登場し,
たびたび映像化される
桂離宮,修学院離宮,大徳寺や金閣寺等の有名建築物のほか,
一般住宅においても客人をもてなす客間に多用されてきました。
そんな北山杉を使った世界最薄水準の突板を開発
高級木材である京都の北山杉の用途拡大に向け、
天然木を加工した極薄シート「京乃木肌(きょうのきはだ)」を
地元の業者が共同開発し、販売を始めた。
2013年9月14日のニュース
京都産の素材を使った化粧品などを製造する
「KyotoNaturalFactory(KNF)」(京都市下京区)と、
北山杉の製造・加工販売の「あすなろ商店」(右京区)が企画。
KNFが(2013年)8月から販売している。
京都の伝統工芸「北山杉」を活性化させたいと考え、
約10年前から活用方法を検討、
様々な商品開発に取り組んできた
その突板(つきいた)の名は「京乃木肌」
天然木を世界最薄水準に加工する独自技術を確立
天然木極薄つき板『京乃木肌』の厚みは0.23㎜(公称)。
その極薄さは造形性に優れ木目と平行方向は、
曲面・凹凸面でも自在に貼ることができる。
木を薄く削った板に和紙を貼り合わせ、
さらに特殊加工で薄くすることで曲げても割れないという。
(だから)不燃加工により、
マンションやビルの天井や壁紙として利用可能
木目の美しさと薄さを極めている。
家具、建具、ブックカバー、Iphoneカバー、カバン、
行灯など幅広い製品にも使用できるとしている。