■リーグ屈指のタレント軍団となったヴィッセル神戸
イニエスタやビジャを獲得
主要株主である楽天・三木谷浩史社長の尽力によって2017年夏以降、ポドルスキやイニエスタなど世界的プレーヤーを獲得。
今季も元スペイン代表FWビジャをはじめ、山口蛍や西大伍など日本代表クラスの選手を補強し、Jリーグ史上最も豪華な陣容に。
今夏の大型補強によりパフォーマンスも向上
しかし、2度の監督交代などもあってリーグ戦クラブワーストとなる7連敗を喫するなど、一時は降格圏ギリギリまで低迷。
今夏にベルギー代表DFフェルマーレン、日本代表DF酒井高徳らが加入して守備が安定し、ようやく安定感が出てきた。
■そんな神戸は「ピッチ外でも凄かった」
Jリーグは7月23日、J1・J2・J3全クラブの2018年度経営情報を開示。
5月発表の速報版に、3月決算の柏レイソル、Y.S.C.C.横浜、湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田を加えた完全版
J1・J2・J3合計の事業規模が1200億円を突破したほか、前年比での営業利益が過去最高の増加額となる約151億円を記録するなど、Jリーグが継続的に発展を続けていることを印象付けた。
■営業収益(売上高)はJリーグ歴代最高額に
収入にあたる「営業収益(売上高)」は、17年度の52億3700万円から倍近く増えた96億6600万円。
これは、17年度の浦和レッズの79億7100万円を大幅に更新する「Jリーグ歴代最高額」となる。
■内訳を見てみると…
「入場料収入」と「物販収入」は大幅増
イニエスタが加わった昨年7月以降、チケットは完売が続いているほか、レプリカユニフォームなども爆発的に売れるように。
「入場料収入」が前年度比3億2600万円増の8億4000万円、「物販収入」が前年度比1億9300万円増の3億8800万円。
「スポンサー収入」は62億800万円
「スポンサー収入」は前年比28億5600万円増の62億800万円。
その多くは、インターネット通販や通信、金融など国内外で70超のサービスを展開する親会社・楽天とグループ企業からの収入という。
■一方、支出も過去最高額に
「営業費用」はリーグ最高額
「営業費用」は、17年度の52億3700万円から76億4100万円へ大幅増加。
こちらもリーグ最高額