■サングラス
眩しさの軽減というだけでなく、太陽光に含まれる「紫外線」から守ったり、「風」「塵・埃・花粉」「衝撃」「過剰な情報・視線」といった外的要因から眼を守り、見にくい視界を見やすくしてくれる
紫外線,赤外線,可視光線の減弱作用の差により各種の製品があり,登山,スキー,海水浴時や,結膜炎等の眼疾時など使用目的に合わせて用いる
■そんなサングラスを日常生活でも手放せない人がいる
太陽の光や蛍光灯の光に極端に弱くなってしまった子がいます。日常生活ではサングラスは片時も手放せない
室内の蛍光灯でも眩しく感じるため、職場でもサングラスをしています。
確かにカッコつけて付けてる人もいると思うけど、眩しくてツラいっていう人もいる
■手放せない原因として「病気」がある
光がまぶしく感じる「白内障を煩っていて現在治療中です。視力はまだ落ちていないのですが、太陽の光がとても眩しいです。」
網膜色素変性症、錐体桿体ジストロフィなどいくつかの眼の病気の患者さんにとっては、日常生活を送る上でサングラスは必要不可欠
梶山勇人選手は小学校3年生の時に発症した「翼状片」と呼ばれる目の病気の進行を予防するため、サングラスをかけているという。
■紫外線アレルギーなどもある
目に症状が現れるアレルギーも少なくありません。眼球は物を見るために外界にさらさせる必要があり、つねにアレルギーの原因物質「アレルゲン」にさらされている
目に現れることも。目が充血したり、涙が出たり、ごろごろとした異物感がある、という症状が出ます
目に出る紫外線アレルギーの症状です。
UVカット機能を持ったメガネやサングラスの着用で、紫外線から目を守ることができます。色の濃いサングラスをかけると、目に入る光の量が少なくなる
■「精神的な問題」で日常でも眩しさを感じることもある
「まぶしさ」は羞明(しゅうめい:photophobia)と呼ばれ、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)、ドライアイ、網膜色素変性などの眼疾患だけでなく、パニック障害、うつ病などの精神疾患や片頭痛など、多くの疾患における症状
あまり知られていませんが、自律神経失調症の症状に「まぶしく感じる」という症状がありあす。
■以上のような原因でサングラスが手放せない人がいることを理解したい
「確かにカッコつけて付けてる人もいると思うけど、眩しくてツラいっていう人もいるのよ」
中には「室内でサングラスをかけている人は意味が分からない」という手厳しい意見も見られたが、最近はサングラスに度が入っているケースも。サングラスを、単なるファッションアイテムと認識するのは早計
「サングラスへの偏見」を考える契機とする動きがあってもいいのではないか