◆ビジネスパーソンに求められるスキル"創造力"
1.前提(=固定観念・先入観)を疑う
カラオケはみんなで歌うものという前提を打ち破ったのが「ひとりカラオケ」。カラオケの練習や一人でのストレス解消というニーズがあった。
前提(=固定観念・先入観)を疑うことは、問題解決にも役立つ。
コロンブスの卵ような発想を持つヒット商品は、後になってみれば当然に思えたり、単純に見えますが、固定観念や先入観を持っていると、なかなか見えないものです
2.周囲に質問をする
すべての状況で"当たり前"だと思っていることを改めて質問します
「なぜ、これをやるのか?」「この目的は何か?」「これは何を意味するのか?」を問い、その答えに注意深く耳を傾ける必要があります。
3.モノの見方を変える
押してダメなら引いてみる。 正面がダメなら裏へ行く。 当たり前に思えることでも、ちょっと見方を変えるとよい。 実に新鮮に見え、面白くなってくる
『何事も行きづまれば、まず自分のものの見方を変えることである。案外、人は無意識の中にも1つの見方に執して、他の見方のあることを忘れがちである』(松下幸之助)
松下幸之助著「道をひらく」より。
4.関係のないものを組み合わせてみる
関係のないものを組み合わせると、独創的なアイデアがわきます。奇抜な組み合わせであればあるほど、予想外のものが生み出されます
例えば「自社の製品を他の製品と組み合わせる」「自社の組織と他者の組織を組み合わせる」「顧客が自社の製品をどう使うのか」を考えるのが、組み合わせを探るための秘訣です
5.他の分野のアイデアを採用する
ある分野で行われていることを別の分野にも適用してみます。無理やり結びつけることで、独創的なアイデアが生まれます
他社のアイデアから学んだり、他の分野で似ている状況を探し、それがどう処理されているか調べることも大切です
今の仕事で抱えている問題を、他の人も経験し、すでに解決している可能性はとても高い。それは同業者かもしれないし、まったく別の業界かもしれません。
6.ルールを変える
知らないうちに、既存のルールや規則にとらわれた考え方をしていないか?もし、自分に有利になるようにゲームのルールを変えたら、自分だけの利益が手に入る
イノベーションによって価値をもたらした反逆者には、ペナルティではなく報酬が与えられる。
7.アイデアの量を増やす
学校では、正解は一つだが、現実の社会では、たくさんの解決策がある。たくさんのアイデアを出すことで、徐々に画期的で創造的な解決策になる可能性を秘めたアイデアが出てくる
アイデア不足で困っている人の中には、情報のインプット量が少ないことも。
アイデアを「よいもの」「だめなもの」「面白いもの」に選別する。「面白い」アイデアとは、見込みがあるが、厳しい課題が伴うもの。ここから絶好のアイデアが生まれることもあるので、よく考え、時間をおいて再度取り上げるようにする