■「台風8号」が接近中
台風の中心は室戸岬の南南東約310kmにあり、中心の気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30m、最大瞬間風速は45m。
中心から半径60㎞以内では風速25m以上の暴風となっており、中心の北側330㎞以内と南側220㎞以内では風速15m以上の強い風が吹いている。
5日12時時点
■今後の進路
5日夜~6日にかけて「九州上陸」へ
今後も時速30㎞ほどで西北西方向へ進み、6日0時時点では強い台風に発達。
■台風8号の特徴
コンパクトで速度が比較的早い
気象庁は現在、強風域が500㎞未満の台風には大きさの表現をしていないが、平成11年までの基準で表すと「小型の台風」になる。
ただ「小型」や「ごく小さい」といっても台風であり、比較的コンパクトながらもしっかりとした渦構造を伴っているのが特徴。
また、時速30㎞と比較的早い速度で進んでいるため、台風の中心が近付くと急激に風や雨が強まって一気に暴風雨に見舞われる。
■警戒が必要な点
暴風と高波
6日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、九州南部で35m(50m)、九州北部で25m(35m)、四国で23m(35m)。
大雨
6日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、九州南部で350mm、九州北部で300mm、四国で250mm。
台風通過後も、西日本太平洋側を中心に暖かく湿った空気が流れ込んで雨雲が発達し、7日夜にかけて雨量がさらに多くなる所もある見込み。
■最新の台風情報を確認し、早めの備えを!
台風が接近する九州・四国を中心に、暴風、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要。