■打算的な人
打算的とは「何をするにも自分の損得を考えること」をさしています。計算高いといった意味で用いられる言葉
打算的とは何かする時に「それが自分にとって得になるのか?損になるのか?」を考えてから、態度を決める事
辞書を引くと、打算的とは「自分の損得ばかりを考えて行動するさま」「計算高いさま」と書いてあります
■ビジネスシーンでは打算的な理由によって仲良くなるということがよくある
会社の中で力を持っている人や、業界の実力者など、力のある人、尊敬できる人に出会ったときに「仲良くなりたい」「お近づきになりたい」という気持ちになる
可愛がられれば得できそうな人や逆らったら不利益を被る相手には従順で態度がよく、仲間内では普段から仲良くしていても、面倒なことが発生するとスッと逃げた後、面子を保つためにタイミングを見計らって「大丈夫?」と心配を装い、声を掛けてくる
自分にとって尊をする相手か得をする相手かを見極めて行動しますので、常に頭の中では計算をしていますし、相手から情報を引き出そうとします。
■恋愛においては「お金」が目当て
'70年代から'80年代、日本の女は限りなく“打算的”だった。“三高=高学歴、高収入、高身長”が結婚相手の基本的条件
「男性をATMだと思ったことがあるか」――。そんな品のない質問を、ネットメディアのしらべぇが全国の10代~50代の女性104人に投げかけたところ、21人の女性が「ある」と答えた
「顔は全く好みではないですが、しっかりした人で稼ぎも安定した人で、大切にしてくれそうな方です」と尊敬に値する人物だとし、「私の条件でこれ以上いい人はいない気がして、ダメ元で一緒になってみようか」と悩んでいる
■しかし、このような打算的な考えでの行動はうまくいかないことが多い
「損得勘定や自己実現のために相手と仲良くすれば、それがうまくいけばいくほど、その後の負の代償が大きい」
「打算」と、「安定した友人関係」というのは、ある種、反比例するもの
世渡り上手にくぐり抜けなければならない状況に直面することもありますが、自分の得ばかり追い求めていると人が離れていき、結果的に信頼できる人が誰もいなくなってしまう
■「簡単に人を裏切る」、「自分を出さない」などの特徴があるので信用してもらえない
人を裏切ることをあまり悪い事ととらえていないため、平気な顔をして裏切るのです。そして切り捨てた相手へは得に感情をもってもいませんし、避難されても逆に「理解ができない」と言われてしまう
自分にとって何のメリットもないと判断した場合、手のひらを返したように無関心になったり不親切になります。
打算的な付き合いをずっとしてきた人であれば素の自分がなんなのか分からない、という人もいます。誰といる自分も態度が違ったとしても全て自分だ、という自分が大好きな人間
■恋愛や家庭においてもよくない
一緒にいて時間を共有するのであれば、深い話をしたり、わかりあったりという事をしたいと思う人にとっては、打算的な人は自分の事を考えて得をする時にだけ感じが良いため、信用できずうわべだけの関係に
どんなときでもお金のことをまっ先に考えるような相手だと、付き合っていても打算的だと思われそう。お金の切れ目が縁の切れ目になってしまう
知り合いの子どもが「パパは我が家のATMだよ」と言っていたのを聞き、「働く人への敬意とか労う気持ちとか、家庭以外で誰が教えるのよ」と感じた