トマトの効能
トマトにはビタミン、ミネラル、食物繊維、そしてリコピンを豊富に含み、生活習慣病から私たちを守ってくれます。
とくにリコピンには、生活習慣病の原因になる活性酸素の増殖を抑えてくれる強い抗酸化作用があります。また悪玉コレステロールを減少させ動脈硬化や高血圧予防にもなります。
他にもトマトは疲労回復にアンチエイジング、ダイエットなど様々な効能を持ってます。
疲労回復目的の食べ方と時間
リコピンは疲労を軽減させる働きがあると言われているので、部活やトレーニング前、または練習中に摂取すると効果的でしょう。また、継続的に摂取すればリコピンは蓄積できるので、毎日積極的に食べることが重要です。
加工食品の方が食べやすく、しかも吸収率もアップすると言われています!
リコピンの1日摂取推奨量は15mg以上となります。下記を見ると、生のトマトやプチトマトを食べるよりも、ホールトマトやジュースの方など、加工されたものの方が、日々の生活で取り入れやすいですね。
アンチエイジング目的の時間と食べ方
少し前までは、夜摂るのが一番良いとされていました。リコピンが吸収され、効果を発揮するのは摂取してから6~8時間後なので、紫外線の影響を受ける昼間に肌を守るためには、夜摂取するのが効果的だと考えられていたからです。
しかし、カゴメの研究によると、朝に摂ることで一番吸収が良くなり、血中のリコピン濃度が高くなるということが分かっています。
リコピンを効率よく摂取するポイントは「火と油」です。リコピンを含む食品を加熱調理することで、リコピンを包んでいた細胞が壊れ、体に吸収されやすい形に変化します。また、リコピンは油に溶けやすい性質があるため、調理する際に油を加えると吸収率が高まります。
リコピンと一緒に摂ると良いのは、ルテインです。ルテインはブロッコリーやカボチャ、ほうれん草など緑黄色野菜に含まれているカロテノイド類の一種です。
ルテインには、強力な抗酸化作用があり、有害な光や老化から目を守る効果があります。リコピンは、ルテインの酸化を防止し、ルテインが効果的にはたらくのを助けます。
リコピンとルテインを一緒に摂ることで、目の老化が原因の白内障や加齢黄斑変性や糖尿病による網膜症などの予防や改善に役立つことがわかってきています。
ダイエット目的の時間と食べ方
カゴメの研究では、トマトに含まれるリコピンの吸収は朝が最も優れていることがわかっています。どのくらい作用が持続するのかは不明ですが、栄養素は1度に大量に摂取するよりも、こまめに摂った方が吸収されやすいと考えられています。
他の研究からも、朝と夜の1日2回のトマトジュースの摂取で中性脂肪の減少と消費エネルギーの増加が見られているので参考にしてください。
トマトの成分を効率よく摂取するためには、トマトジュースがおすすめです。しかし、なかには塩分や糖分が多く含まれているものもあります。砂糖・食塩無添加、トマト100%を目印にして選びましょう。
トマトとミニトマトでは、同じ量を食べた場合、ミニトマトの方が栄養価が高くなります。これは栄養素が多く含まれる皮の部分が多くなるからではないでしょうか。必ずしもミニトマトに限定する必要はありませんが、野菜不足が気になる人はミニトマトを選ぶと良いでしょう。
ただし…
トマトなら1日2個ですが、代わりにミニトマトだと1日17個以上食べる必要があります。
これらのメリット以外のもたくさんのメリットがあるので積極的に摂りましょう!!
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