●健康にまつわる知識は、実は間違い?
現代医学は日々、目覚ましいくらいの進化を遂げているにもかかわらず
昔から「○○をすると風邪を引かない!」とか、「○○を食べると○○に悪い」といったように、巷には健康にまつわる都市伝説もいまだに多く存在しています。
●健康にまつわる間違った思い込み(身体に関すること)
1.寒い場所にいると風邪をひく
寒い気候が風邪を引き起こすわけではありません。風邪の原因はウイルスです。
ウイルスに感染している人が寒いとこに行って体温下がって免疫力落ちるから風邪ひくのであって、寒いからウイルスが活性化するわけではない。
風邪の原因のほとんどはウイルスで、現在発見されているウイルスのうち、風邪を引き起こすと確認されているのは100種類ほどあります。
ウィルス感染するものだからこそ、風邪をひいている人(ウィルスを持っている人)に近づくと風邪を移されてしまうのです。
2.暗いところでテレビを見たり、本を読むと視力が低下する
暗い部屋でテレビを見たり本を読む事と、視力低下の原因とは関係ないという見解が主流になりました。
電灯がなかった時代に比べて明るいはずの現代において近視の人が多いことからも、暗いところでの読書が視力の低下を招くことは根拠がないとされています。
とはいえ暗いところでの読書は目の焦点が合いにくく、眼精疲労から頭痛や肩こりなどを招くこともある
・テレビやパソコン(スマホ)などは、長時間同じ距離を見続けることで、視力低下を招く
テレビやパソコンの画面は「目に悪い」という印象がありますが、問題なのは、長時間同じ距離を見続けることです。
日頃デスクワークなどを長時間していると、目がピント調節機能を忘れてしまい、それをきっかけに視力低下を招いてしまうこともあります。
3.苦労やストレスを受け続けると白髪が増える
よく、苦労やストレスを受け続けると白髪が増えるということが一説として知られています。
しかしこの説は証明が困難で、医学的見地からみれば、ほとんどの若白髪は原因不明です。
20~30代で多くの白髪が発生する症状には『若年性白髪』という症状名が付けられてはいますが、これに関しては、多くが遺伝的な要因によるものと考えられています
4.鼻血が出たら頭を後ろに下げる
これを信じている人は非常に多いのですが、これでは返って血を喉に流すことになりよくありません
血液には催吐性があるので、血液を大量に飲み込んでしまうと気分が悪くなったり吐き気がしたりする場合もあります。