★『チア男子!!』
道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希。怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬とともに男子チアチームの結成をめざすことに…!
朝井リョウ先生の「チア男子!!」読了。読み始めたとき、単なる青春ものかと感じたが、進む内に、やはりそこは朝井先生、人間関係の描写が鋭くて、また繊細で、どんどん引き込まれました。同時に、たまにクスッと笑えるのりのいいボケがまた良くて。チアリーディングをよく知らなくても楽しめます
★『居眠り磐音』 佐伯泰英
豊後関前藩の若き武士3人が帰藩したその日に、互いを斬り合う窮地に陥る。友を討った哀しみを胸に、坂崎磐音は江戸・深川の長屋で浪人暮らしを始める。
佐伯泰英著「居眠り磐音 武士の賦」読了。
新作のスピンオフ作品第2弾!
本編51冊のうちまだ3冊しか読んでいないが、本外伝的作品が本編のどこかの時系列に噛み合っているであろうことは予想できる。
シリーズをタイムトラベルしている気分⁈(グイン外伝と同様)
作者の本シリーズへの愛情が窺える❣️ pic.twitter.com/ArYdIxNyi2
佐伯泰英『居眠り磐音 陽炎ノ辻』
滅茶苦茶面白い。あらすじを全く読んでなかったので、予想外の展開からどんどん惹き込まれた。
シーンの描写が凄くて、戦っている所、ご飯を美味しそうに食べている所など、ありありと浮かぶ。
磐音さんを松坂桃李さんが演じるのは凄くピッタリな気がする。
#読了 pic.twitter.com/RPM7EFYLT3
★『雪子さんの足音』 木村紅美
東京に出張した僕は、大学時代を過ごした高円寺のアパートの大家の雪子さんが、ひとり亡くなったことを知った。20年ぶりにアパートを訪ねようと向かう道で、僕は、当時の日々を思い出していく。
木村紅美『雪子さんの足音』読了。大学生だった頃に住んでいたアパートの大家さんとの日々を回想する男。不思議と惹かれる話だったな。孫のように可愛がってくれて、お小遣いもくれる。なのに、それを鬱陶しいと思うなんてクズかよ!と思ったり、いやいや、それはある意味ホラーでしょ…と思ったり。
『雪子さんの足音』木村紅美/著 講談社 読了。
同じアパートに住む人間関係でのイラつきやストーカーの様なホラー要素など共感できる部分も多くあった。主人公が自意識過剰で時々かわいく思ったり、かわいそうになったりした。
雪子さんの作る料理は全て美味しそう。
木村紅美の小説『雪子さんの足音』(講談社2018)の描く女性たちは、40代以下の純文学の女性作家たちの描くそれらの多くがサヨク的であるのに対し珍しくホシュ的で、にも関わらず(?)純文学として満たすべき公準のひとつである奥行きは間違いなくあり桃色映画の女王・浜野佐知による映画化も楽しみね
異界でふたたび出会う もうひとつのラブストーリー! THE LANDLADY コンテンツへスキップ 『百合祭』の 吉行和子×浜野佐知コンビが放つ 衝撃作! 吉行和子/菜 葉 菜/寛 一 郎 大方斐紗子 / 野村万蔵 / 宝井誠明 / 佐藤浩市 (友情出演) 山崎ハコ / 石崎なつみ / 村上由規乃 / 結城貴史 / 贈 人 / 木口健太 / 辛島菜摘 監督:浜野佐知 原作:木村紅美『雪子さんの…
★『タイド』 鈴木光司
高山竜司と二見馨という二人の男の人生を生きた記憶を持つ予備校講師の柏田誠二は、生徒から持ち込まれた相談をきっかけに貞子の呪いの真実を知り、自らの役割を自覚する……
鈴木光司著「タイド」読了。
貞子の弟と母千津子。逃げた蛇と奇病。再び甦る貞子。
貞子の怒りと怨念はこれでおさまったのか?
読んでいる途中、海の底を歩いているような、水に包まれているような感覚を味わった。 pic.twitter.com/PEkzIS7Ize
『タイド』(鈴木光司著)読了。
『エス』の前日譚。
ホラーではなくSFのカテゴリーの感じはしますが、貞子という存在はホラーには欠かせない存在です。
忘れてしまった部分があるので、『リング』から読み返したいところです。